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マンションと一戸建てを徹底比較!自分に合うのはどっち?

2021.10.31

家の購入は、恐らく人生の中で最も大きな買い物になります。マイホームにはマンションと一戸建てのどちらがいいのか、これからずっと住み続けることを考えると、なかなか決断しがたいですよね。マンションにも一戸建てにもそれぞれのメリットがあるので、どちらが自分に合っているかは、目的やライフスタイルによって異なります。そこで、今回はマンションと一戸建てを、費用や住みやすさ、資産価値などの観点から比較してみました。

マンションと一戸建て、どちらが多い?

どちらが多いかは、地域によって異なります。国土交通省「2018年住宅・土地統計調査住宅数概数集計」によると、全国の住宅に占める共同住宅の割合は、東京都が71.0%と最も高く、次いで沖縄県59.0%、神奈川県55.9%、大阪府55.2%、福岡県52.6%となっています。主に都市部では一戸建ての方が少ないことが分かります。共同住宅の割合が最も低いのは、秋田県の 17.7 %です。
不動産経済研究所の調査では、新築マンション(首都圏)の発売戸数は、2020年9月には2.5万戸となっています。2014年1月に5.7万戸であったことを考えると、半分以下まで落ち込んでいます。マンション、一戸建てともに、供給量は人口動態や家族形態によって左右されます。

マンションと一戸建てを費用で比較

マンションや一戸建ての物件価格そのものは、条件によって千差万別です。そのため、ここではそれ以外の諸費用について解説します。

仲介手数料

家を購入する際は、直接売主と交渉しない限りは、不動産会社を通じて契約することになります。このときに仲介手数料が発生します。仲介手数料の上限は、物件価格が200万円以下の場合は売買価格の5%+消費税、200万円超400万円以下の場合は売買価格の4%+消費税などと定められています。

登記費用

家を購入すると、所有権保存登記を行います。義務ではありませんが、所有権を公的に証明することができるためトラブル防止につながります。加えて、住宅ローンを組む際に建物と土地に担保権を設定する抵当権設定登記を行う費用もかかります。登記申請は、司法書士に依頼するケースがほとんどです。司法書士へ依頼すると、5~10万円程度の報酬(手数料)がかかります。

印紙税

不動産を購入するときには、物件の購入代金に加え、課税文書である不動産売買契約書に対して課される印紙税が必要になります。金額は、契約書などに記載された金額に応じて変わります。平成26年4月1日から令和4年3月31日までの間に作成された不動産売買契約書については、印紙税の軽減措置が取られているので詳細は国税庁のホームページでご確認ください。

火災保険料

住宅ローンを組む場合、火災保険への加入を求められます。補償範囲は保険会社によってさまざまです。加入していなければ、万が一自宅で火災が発生した場合に多額の費用がかかります。また、近隣の火災で被害が生じたとしても、出火元に重大な過失がない限り、損害賠償請求ができません。自宅を守るためにも、火災保険への加入は必須といっても良いでしょう。

住宅ローン事務手数料

住宅ローンを利用する際に、手続きに関する費用として金融機関に事務手数料を支払います。

管理費

管理費は、マンションのみに発生する費用です。階段、エントランス、自転車置き場など、共用部分の掃除や設備の維持管理について、管理費を支払わなければなりません。エレベーターの点検、電球の交換など、共用部分の管理にさまざまな費用がかかるため、毎月、管理費として徴収されます。管理費は、一般的に月1~2万円程度が目安です。

修繕積立金

外壁塗装や給排水管、防水工事、防災用設備の修繕など、建物の老朽化を防ぐことなどを目的に修繕積立金を支払います。10〜15年周期に行う大規模修繕に備えて毎月積み立ておく必要があります。一般的に月額1~2万円程度が目安です。こちらもマンションのみに発生する費用ですが、一戸建ての場合も「積立金」として支払う必要がないだけで、自分で老朽化による修繕に備えてお金を貯めておく必要があります。

マンションと一戸建てを住みやすさで比較

“住みやすさ”を左右するポイントには、次のようなものが挙げられます。それぞれ解説します。

間取りや設計の自由度

設計の自由度が高いのは、一戸建てです。家族構成や生活スタイルに合わせて間取りをカスタマイズできます。一戸建ての中でも、完成した家を買う「建売住宅」だと選択の幅が狭くなりますが、「注文住宅」になると、セミオーダーやフルーダーでより自分好みにこだわりの住まいを実現できます。

暮らしの自由度

マンションでは、ペットの飼育やバルコニーに物を置くこと、ガーデニングなどが制限されている物件が多いです。その点、一戸建てでは家主の思う通りに自由に暮らすことができるので、より理想の暮らしを追求できます。

日当たり・眺望の良さ

日当たり・眺望は、マンションの方がいい場合が多いです。階や設計にもよりますが、窓の開口部が南面に設置されているところが多く、高層階であればあるほど、日当たり・眺望が良くなります。

セキュリティーの高さ

防犯については物件により異なりますが、オートロックや防犯カメラが設置されていることが多いマンションの方が防犯性に優れていることが多いです。築浅物件の中には、スマホを使用したスマートロックなど、不動産テックの技術を活かした防犯対策などが取り入れられています。一方、一戸建てはセキュリティー対策に限界があるので、自分で対策していく必要があります。

トラブルの発生しやすさ

上下に部屋があり、壁越しに部屋が隣接しているマンションでは、どうしても騒音などのトラブルが発生しやすいです。騒音を直接規制する法律がないため、裁判沙汰にまで発展する可能性もあります。その点、一戸建てであれば、壁や床から直接騒音や振動が伝わることがないので、騒音に悩まされることも、自らが音を立ててしまわないよう注意を払って生活することも少ない分、ストレスが減ります。

感染症対策のしやすさ

この度の新型コロナウイルス感染症の流行で、エレベーターや手すりやドアノブ、インターホンなど大勢の人が共用で使用する部分の多いマンションでは、こまめな消毒を行うなどの対策がとられています。ただ、対策がされているといってもエレベーターで他の居住者と乗り合わせるケースもあり、一戸建てよりも感染リスクが高まってしまうことは否めません。一戸建ての場合は、そういった他人との共用部分がない分、感染症対策がしやすくなります。

マンションと一戸建ての資産価値

資産価値には、売却価格を基準とする「売却価値」と家賃収入を基準とする「収益価値」の2つがあります。インターネット等で調べるとある程度の資産価値を把握することができます。売却価値は、築年数や面積、立地など、同じような競合物件を調べると、算出することができます。収益価値は、賃貸物件の築年数や面積、立地などをふまえ、家賃の相場を調べることで算出できます。
資産価値は、築年数とともに下がっていきます。
一戸建ての場合は、常に自分の責任で建物の維持・管理に努めなければなりません。
一方、マンションの場合、通常は管理会社が維持管理を日頃から行ってています。
マンションと一戸建ての資産価値は、物件や維持・管理状態によるので一概には言えません。めぼしい物件でそれぞれ実際に算出して比べてみましょう。

マンションか一戸建てかは希望するライフスタイルによって変わる

マンションと一戸建ての費用、住みやすさ、資産価値などを比較しながら解説しました。
どちらが自分に合っているかは、ライフスタイルやどのような暮らしをしていきたいのかによって異なります。ここでの内容を参考に、検討してみてください。

監修齋藤祥⽂

株式会社住宅⼯営/株式会社GLOBALKOEI 代表取締役 資格:不動産コンサルティングマスター・宅地建物取引⼠・賃貸不動産経営管理⼠

1981年⽣まれ、東京都出⾝。元⾼校球児。デザイン経営で創業50年の不動産会社を改⾰し、「暮らしを、design」する不動産会社として突き抜ける。明⽇が楽しみで〝たまんない″世界へ。

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