家を買うタイミングはいつがいい?見極め方と知っておきたいポイント

家を買うタイミングはいつがいい?見極め方と知っておきたいポイント

結婚や出産、子どもの進学や独立といったライフイベントは、家を買うきっかけになります。家を購入するタイミングについては、平均年齢や世帯収入、現在の物件価格や地価、金利の状況など、いろいろと参考にしながら検討する必要があります。今回は、家を買うタイミングはいつがよいのかについて、見極め方と知っておきたいポイントについて解説します。

家を買うタイミングはいつ?統計編

初めて家を買う年齢やその時の年収について、国土交通省が調査した全国的なデータを紹介します(参照:国土交通省「令和2年住宅市場動向調査」)。

初めて家を買うときの年齢

国土交通省のデータによると、世帯主が初めて家を買った年齢は、新築の注文住宅(30代49.2%、40代21.6%)、新築の分譲住宅(30代51.6%、40代25.1%)、新築分譲マンション(30代44.9%、40代30.2%)と、いずれも30〜40代で約75%程度を占めています。中古の物件でも、中古戸建て(30代31.7.%、40代32.5%)、中古マンション(30代28.2%、40代31.2%)と、約60%となっています。
やはり、働き盛りの30〜40代で最初に家を買う人が多いという結果です。住宅ローンの対象年齢は、一般的には20歳以上65歳未満となっており、完済年齢は80歳未満であることが多いです。通常、借入期間は最長35年までです。今の年齢から逆算して、家を買うタイミングをいつにするか検討しましょう。

初めて家を買うときの年収

世帯主が初めて家を買ったときの平均世帯年収は、新築の注文住宅で695万円、分譲戸建て住宅で681万円でした。多い年収帯は、400〜600万円および600〜800万円で、それぞれ25%以上を占めています。新築分譲マンションに目を向けると平均世帯年収は864万円で、最も多い年収帯は600〜800万円で25.9%でした。新築分譲マンションの場合、800〜1000万円の年収帯も18.5%と、高収入世帯が多い傾向にあります。
同様に、中古戸建ては657万円、マンションも657万円で、一番多い年収帯は、新築と同様に600〜800万円でしたが、400〜600万円の世帯もほぼ同じで、どちらも22%前後でした。
やはり、年収が低い世帯と比べると高い世帯の方が、新築物件を検討するケースが多いです。理想としては世帯年収で600万円、最低でも400万円を超えたあたりが、家の購入を検討するタイミングと言えそうです。

1世帯あたりの平均居住人数

家を購入する場合の1世帯あたりの平均居住人数については、各種別にややばらつきがあります。新築の注文住宅で3.3人(2人:20.9%、3人:30.5%、4人:29.5%)、新築分譲住宅で3.5人(2人:12.3%、3人:33.5%、4人:37.1%)と3人または4人が多いのに対して、新築分譲マンションでは2.9人(2人:30.9%、3人:28.7、4人:29.1%)と2人世帯の割合も多いです。
この傾向は中古物件でも同じで、中古戸建ては3.4人(2人:17.8%、3人:23.6%、4人31.2%)と4人の割合が高く、中古マンションは2.7人(2人:30.2%、3人:29.8%、4人:18.7%)と2人または3人の割合が多いです。特に戸建てを買うタイミングとしてやはり子どもが生まれて3~4人になったときが検討する時期のようです。

家を買うタイミングはいつ?ライフイベント編

次は、結婚、出産、子どもの進学、子どもの独立といったライフイベントについて、家を買うことに関するメリット・デメリットを解説します。

結婚

家を買うタイミングとして多いのが結婚です。結婚を機に家を買うメリットとして、特に若い夫婦であれば住宅ローンを組むことで早めに完済できる点があります。夫婦二人で共働きすれば繰り上げ返済もでき、ペアローンを組んでより高額な物件を購入することもできます。長い結婚生活の門出を祝うという面から、親の支援なども受けやすいでしょ。
デメリットは、急な転職などで引っ越しが必要になるリスクがあることです。その場合、家を手放さなければならない場合もあります。住宅ローンの残債以上で売却できればよいですが、売却価格が低いと出費がかさむリスクもあります。他にも、やむをえない理由で離婚すると、家の処分に困ることになります。

出産

出産を機に家を買う人も多いです。子どもが1人増えるので家が狭くなる、また将来的にもう1人生みたいので余裕のあるうちに引っ越しがしたいという理由からです。出産のタイミングであれば、病院や公園などの生活環境、将来的に行かせたい幼稚園や学校なども調べた上で家を買うことができます。
妊娠中に家を購入する場合、引っ越しの際妊婦の体調に配慮する必要があります。かかりつけ医と遠くなってしまうと、何かあった時に大変です。出産を機に家を買う場合は、妊婦が安定期に入る妊娠5~6ヵ月以降に引っ越しができるように計画を立てるのがいいでしょう。

子どもの進学、独立

子どもの進学や独立も家を買うタイミングの一つです。これらの事情で部屋が空くと、使っていない部屋は単なる物置部屋となったり、そのまま放置したりすることになります。その場合でも汚れはたまるので、掃除はしなればなりません。
こうした無駄をなくすため、子どもの進学、独立の場合は、それまでよりも小さな物件に住み替えるダウンサイジングがメインになります。メリットとしては、家にかける手間や無駄をなくせる点ですが、通常は高齢になって引っ越しすることになるので、長期間のローンが使いづらいというデメリットがあります。

物件価格や金利はどうなる?2021年以降の見通しは?

家を買うタイミングを検討するにあたっては、物件価格、地価の変動率、金利変動率なども重要な指標となります。各種データを参考にしながら、自分にとってベストと思えるタイミングを見極めることが大切です。物件価格、地価の変動率、金利変動率や、今後の家を買うタイミングを展望します。

物件価格・地価の変動率

国土交通省が発表している不動産価格指数によると、2010年を100とした場合、住宅地と戸建てについては横ばいですが、マンションについては2020年には150を超えて大幅に上昇しています。土地や戸建てを買うタイミングとしては特に問題はないですが、マンションを買うタイミングとしては、物件価格は高い水準にあり、もう少し待った方が良いのではという考える人も多いはずです。しかし、右肩上がりで上昇していることを考えると、下がるのを待つという判断はあまりよいとは言えないでしょう。

金利

金利については、住宅金融機構のフラット35(借入期間21年以上)の最低金利の推移を見てみると、2021年10月現在では年利1.1%となっており、2016年8月に0.9%となってから概ね1.1%前後で推移しています。日銀が低金利政策を続けていることもあり、当面は低金利が続くと考えられます。非常に低い金利であり、住宅ローン減税などを使うとさらに負担を減らすこともできるので、家を買うタイミングとしては問題ないでしょう。

2021年以降の変動要因

2021年以降については、オリンピックの経済効果が一段落したこともあり、物件価格は下落するのではないかと言われています。一方で新型コロナウイルスに関して、ワクチン接種や新薬の開発によって終息を迎えられれば、景気は上昇し、物件価格も上昇するのではという予測もあります。物件価格は予想が難しく、市場の動向には注意が必要です。
他にも、物件価格に影響を与えそうなのが、「生産緑地制度」に関する2022年問題です。農業を続けることで固定資産税や相続税の優遇措置を受けられるこの制度が2022年に期限を迎えます。そのため、保有し続けられなくなった農地・緑地が大量に売り出され、地価が下落するのではないかと言われています。

ライフイベントや社会情勢を考慮し、有利に購入しよう

家を買うタイミングは、結婚、出産、子どもの進学、子どもの独立などのライフイベントがきっかけとなることが多いです。その時期に合わせて、事前にどんな種類の住宅を買うのか、返済計画はどうするかなどを検討して準備しておく必要があります。購入を検討するにあたっては、物件価格や金利の推移なども参考にし、良いタイミングで購入するようにしましょう。

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