失敗例から学ぶ!不動産売却で後悔しない5つのポイント

不動産売却で後悔しがちな5つのポイント

インターネットで不動産の売却について調べていると「不動産会社選びを間違ってしまった」「焦って安く売り過ぎた」など、売主の失敗談を目にすることも多くあります。
いくら後悔しても売却が済んでしまうと余程の不備や契約違反がない限りは物件が戻ってくることはありません。

不動産の売却で失敗しないためには、事前に情報収集をしておくことが重要です
売主の失敗談やあるあるポイントについて確認しておけば、不動産の売却での失敗を未然に防ぐことができます。
今回は不動産売却で後悔しがちな5つのポイントを、具体例を交えながら紹介します。

後悔ポイント1:内覧時の準備・対応

不動産の売却において、内覧の準備は特に重要です。
不動産を探している人は、内覧をして初めてその不動産を購入するかどうかを決めます。
そのため、内覧者にいかにその不動産に良い印象をもってもらえるかが重要なポイントになります。

内覧時の2つの失敗例について紹介します。

室内の掃除や片づけができていなかったといった内覧時の準備不足

内覧時の失敗で一番多いのが、部屋が汚い、片づけが行き届いていないというケースです。
期待して不動産を見に来たのにゴミが片づけられていなかった、物が乱雑に置かれていたのを見てテンションが下がってしまって検討の対象にすらならなかったというケースがあります。特に水回りを気にしてチェックする内覧者は多いので、掃除をしただけでは汚れを取り切れないなと思ったら、ハウスクリーニングを入れることも検討しましょう。
また、窓やカーテンが閉まったままで部屋が暗いというのもマイナスポイントです。
内覧前には、窓やカーテンを開けて空気の入れ替え、部屋の掃除、整理整頓を行い、内覧者が気持ちよく不動産を見られるように事前準備をしましょう。

掃除のタイミングなどについては、こちらの記事もご覧ください。

内覧者に上手くアピールポイントを伝えられなかった

学校区が良い、近くに便利な施設がある、設備の入れ替えやリフォームを行っているなど、売却する不動産にはアピールポイントがあるはずです。
しかし、内覧者にアピールポイントが上手く伝わらずに決まらなかったというケースも多くあります。
内覧時には、ご自身でも不動産のアピールポイントをまとめておき、不動産会社のアピールが足りないなと思ったら内覧者に積極的に話しかけてアピールポイントを伝えましょう。
実際に住んでいる所有者から聞くと信憑性の高い情報だということで良い印象を持つ内覧者が多いです。

後悔ポイント2:相場よりも安い価格で売りに出してしまった

不動産売却を経験した方に話を聞くと、相場価格よりも安く売却してしまうケースも多く見られます。
売主は不動産の売却の経験がないので、プロである不動産会社から提示された査定金額を「これが妥当な金額なのだろう」と信用すると思います。
しかし、相場より安い価格で売り出して早く契約してしまおうという悪い不動産会社もいます。
悪い不動産会社に引っかからないためにも、ご自身でも相場を把握しておくことが重要です。
相場よりも安い価格で売却してしまった2つの失敗例を紹介します。

時間がなかったので不動産会社に売出価格を任せてしまった

仕事が忙しくて時間がなかったので不動産会社の査定金額を信じて売出したが、想像していたよりも早く買い手が付き、実はもっと高くで売れたのではないかと後で後悔したというケースです。
複数社から見積もりを取っている場合などは、不動産会社も高い査定金額を出すことが多いのですが、1社のみに任せてしまうと早く売却するために相場よりも低い金額で査定金額を出す不動産会社もあります。
売却の際には必ず複数社から査定を取ったり、周辺の相場価格を調べるなどして、自分自身である程度の相場を把握しておくことで相場よりも安い価格で売却するということはなくなります。

自分で相場を調べる方法もあります!詳しくはこちらの記事をご覧ください。

なかなか売却できないので安い価格で売却してしまった

高い査定を出してくれた不動産会社にこの価格で売れるならと任せたが、相場より高いことに気付かずに売れないまま時間だけが過ぎてしまい、最後は、不動産会社が何とか見つけてきたという買主に相場よりも安い価格で仕方なく売却したというケースがありました。
このように、なかなか売れないことに焦ってしまい、買主の値下げ交渉に応じてしまったことを悔やむ売主は少なくありません。
査定はあくまでも不動産会社が売れるだろうという予想の価格で、必ずしもその価格で売れるという訳ではありません。一定期間、買主が現れなかった場合や、値下げ交渉を受けた場合、対策をどうするか考えておくことも重要です。不動産会社によって、買い取り保障がある場合などもありますので、売却活動を始める際に不動産会社と相談するのも良いでしょう。

高すぎる査定額を提示していないか、見極めるポイントはこちらの記事もご覧ください。

後悔ポイント3:不動産会社選びに失敗した

不動産会社の対応が悪い、専任媒介で任せたら囲い込みをされたなど、媒介契約の後に不動産会社選びで失敗したと感じるケースも多いようです。
媒介契約するまではどの不動産会社も必死に営業しますが、不動産会社によっては契約後に態度が変わる場合もあります。
調子の良い営業トークを鵜呑みにしてしまうと不動産会社選びに失敗してしまいます。
ここでは不動産会社選びの失敗例について紹介します。

深く考えずに近くの不動産会社に依頼した

不動産会社選びは、他の不動産会社と比較をせずに一社だけで決めてしまうと失敗することが多いです。
地元の不動産会社なので安心だと思って依頼したが、実は賃貸がメインでインターネット広告など全くやってくれず、全然買い手が見つからなかったという悲惨なケースも耳にします。
たいていの人は不動産の売却は初めてでしょうから、少なくとも2社~3社は査定を依頼したほうが良いでしょう。
その際に活躍するのが簡単な物件の情報を入力するだけで短時間のうちに複数社の査定をもらうことができる不動産の一括査定サイトです。
もらった査定金額を比較することである程度相場を把握でき、売却のイメージもわきやすいでしょう。
しかし、ここで注意したいのが「高預かり」をする不動産会社です。
高預かりとは、相場価格からかけ離れた高い金額を提示して媒介契約をする行為のことで、高い査定を出してくれたと喜んで契約してしまうと逆に売却が長期化してしまい、後に不動産会社から「この価格でなら買取ります」と相場よりも安い価格を提示され、最終的に安い金額で売る羽目になってしまうケースもあり、売主が損をしてしまうことも少なくありません。
高い査定金額を出す不動産会社が必ず良い不動産会社という訳ではないといった認識を持っておくことが重要です。

不動産会社選びについては、こちらの記事もご覧ください。

後悔ポイント4:契約内容にミスがあった

売買契約後に契約書を読み返してみると聞いていた内容と記載されている内容が違うことに気付くことがあります。
しかし、売買契約書に印鑑を押しているという事実があるとこちらにも落ち度があるのでそのまま押し切られてしまうことも多いです。

例えばキズや雨漏りなど、引き渡し後に品質や種類などが契約に適合していないことが発覚してから1年以内に売主へ通知されたものは、売主は修補(修理)する責任を負います。これは契約不適合責任といい、以前は瑕疵担保責任と言われていたものです。
雨漏りがあることを事前に伝えていたのに、不動産会社が契約書に記載していなかったために、引き渡し後買主から契約不適合責任による修補を要求されてしまったケースなどがあります。
こういった不動産会社との連携ミスによって、後から悔やむことになる場合もありますので、自分たちが伝えた内容がきちんと契約書に記載されているか、ハンコを推す前によく確認するようにしましょう。

ほかにも、引越の日にちが決まっており、早期に売却しないといけない事情があり不動産会社に相談したところ、最低1,000万くらいでは買い取れますと言われたので買取保証付きの契約を結んだが、不動産会社に3か月後買取をしてくれといったら800万でしか買えないと言われてしまい、住宅ローンが返せないので不足した分を持ち出しすることになってしまったというケースもあります。
買取保証の金額や時期など条件を契約書の内容に入れていなかったばかりに起こってしまったトラブルなのですが、特に重要な買取価格などは不動産会社にきちんと契約書に記載してもらうように依頼しましょう。

後悔ポイント5:引き渡し後の買い主とのトラブル

前述の契約不適合責任のようなトラブルを避けるためにも、不動産を売却する際は、設備の不備や近隣の騒音や人間関係など、何か問題がある場合は事前にきちんと買主に話をしておく必要があります。
しかし、中には価格が下がることを懸念し、言いたくないものもあるかもしれません。

例えば、実は近所で騒音があるのだが、内覧時に特に指摘されなかったのでそのまま引渡を行なったところ、後に知っていたら買わなかったとクレームがあり、損害賠償を請求されたというケースもあります。
近隣トラブルだけでなく、直近で工事が行われるといった情報を伝えないこともクレームになることがあります。
引き渡し後に欠陥が発覚した場合も売主が責任を取らなければいけませんし、内容によっては損害賠償を請求されてしまうこともあります。価格が下がってしまうことはできるだけ避けたい気持ちはごく当たり前のことですが、後のトラブルを防ぐ意味でも情報は正確に伝えるようにしましょう。
また、売主も気が付かないようなキズや欠陥が後から発見されることもありますので、ホームインスペクションも積極的に活用すると良いでしょう。

契約後のトラブルや売り主の責任について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。


手間はかかるけど、丁寧な情報収集が成功のカギ

売主が不動産の売却時に後悔した例について紹介いたしました。
不動産売却成功のカギは3つあります。
1つ目は、物件の相場を知り、適正な価格設定をすること、2つ目は、物件のアピールポイントを明確にして魅力をまとめること、3つ目は、いかに良い不動産会社をパートナーにするかです。
手間はかかりますが丁寧に情報を収集して相場を把握し、信頼できる不動産会社を見つけることが出来れば結果として満足のいく売却ができます。
住宅工営では、多くのお客様にご満足いただけるように、事前の無料査定はもちろん、ホームインスペクションや一律手数料など、様々なサービスをご用意しています。
初めの一歩をどこに相談するか迷ったら、まずは住宅工営にご相談ください。

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